ペレットストーブは、木材からつくられる
木質ペレットを燃料にする新しい暖房機です。
ペレットストーブの特徴
- 木を燃やす暖房でありながら、自動着火・自動運転が可能で多くの人に使いやすい。
- 輻射暖房(遠赤外線のポカポカした暖かさ)と対流暖房を組み合わせた、効率が良く快適な暖房
- 環境負荷の低いペレット燃料を使うことで化石燃料の使用を減らすことが出来る
- ガラス越しに炎を眺める楽しみがある
- デザインに優れ、インテリアとしても美しい暖房
現在、日本国内では国産・輸入の多くのペレットストーブが市販されています。
さまざまな特徴を持った製品がありますが、どのようなストーブが最適かはお使いになる環境によって異なります。
私たちペレットストーブ専門店では、まずストーブそのものを知っていただくようにご説明しますので、お気軽にショップにご来店されることをお勧めします。
何をもって良いペレットストーブなのか、いくつもの観点があり書ききれるものではありませんが、専門店として大事だと考えている要素はこのようなことです。
ペレットストーブを選ぶ際のポイント
POINT1効率など基本性能が優れていること、客観的なデータがあること
熱効率が優れているかどうかは暖房器具としての基本性能を示します。効率が低いストーブは煙突から逃げていく熱量が多く、ペレットを燃焼させたエネルギーを無駄にしてしまいます。
カタログに暖房効率や熱効率といった表記で記載されています。現代のペレットストーブでは85%以上の性能が望ましいところです。
POINT2長期的にみた耐久性、メンテナンスのしやすさ
店頭に並んでいる状態ではなかなか分からない部分です。
ペレットストーブは長期間高温にさらされて使用するものなので、燃焼室の堅牢さや個々の部品の耐久性、分解メンテナンスのしやすさも大事な要素です。
POINT3製造メーカーの信頼性、アフターサービス
実績があり技術的に信頼のおけるメーカー、交換部品の在庫などアフターサービスのしっかりしたメーカーの製品をお勧めします。
POINT4ユーザーにとって使いやすいストーブであること
タイマーや室温調整など高機能のもの、一方で簡単操作のシンプルなものもありますが、お使いになる方のニーズにあった製品を提案します。
また日常のメンテナンスのしやすさなど、外見から分からない部分もご説明します。
POINT5デザインが美しく、インテリアに調和すること
ペレットストーブはリビングルームに置かれることが多く、インテリアの中心的な存在になります。
住空間を引き立て、生活を彩るストーブとなるようにインテリアコーディネートにも常に配慮しています。
Column
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排気もきれいな方がいい
ペレットストーブが本当に環境に良い暖房であるためには、ストーブから屋外に放出する排気ガスもクリーンであってほしいものです。ペレットストーブの普及したイタリアでは、AriaPulita(Pure Air) という排気のクリーンさを表す認証制度があります。
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環境ラベリング
ヨーロッパの家電店では、洗濯機や冷蔵庫、照明器具などに製品ごとのエネルギー効率を示すラベルが表示されています。2018年1月から、EUでは他の家電製品と同じようにペレットストーブにもエネルギーラベルの表示が義務付けされました。
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世界のデザイン賞とペレットストーブ
ヨーロッパにおけるトップメーカーのペレットストーブは、その性能だけでなく優れたデザインも評価の対象になっています。ドイツのレッドドットアワードやiFデザインアワード、シカゴのグッドデザイン賞といった世界的なプロダクトデザイン賞で例年、ストーブの受賞作品があります。
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欧州のペレットストーブ市場
ヨーロッパで最もペレットストーブが普及しているのはイタリアで、統計によると年間20万台前後が設置されています。ストーブ製造メーカーが集中していることや、Conto Termicoという強力な公的補助金制度もあり、抜きんでて大きな市場であり、2017年までに累計260万台のペレットストーブが設置されています。
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